新燃岳で再び大きな噴火がありましたね。
噴煙が5000メートルも上がった、というのにもびっくりですが、なんと火山雷が発生したというのです!
ええ~、火山雷?!
火山雷ってなんだろ?
発生する仕組みが知りたくありませんか?
ということで調べてみました。
新燃岳の火山雷
2018年4月5日未明、新燃岳で爆発的噴火が発生しました。
出典
噴煙の高さは5000メートルにもなり、先月の観測以来最高の高さになったということです。
この噴火は火砕流や隕石だけでなく、火山雷も引き起こしました。

出典
#宮崎、#鹿児島 県境にある #霧島連山・#新燃岳 で5日未明、爆発的噴火が起き、噴煙が今年3月以降の #噴火活動 では最も高い、火口から約5千メートルまで上がりました<慎>https://t.co/GiLuncG8zk pic.twitter.com/9ALojybmqA
— 共同通信写真部 (@kyodo_photo) 2018年4月5日
うわ、すごい!でも怖い!
こちらのNHKのニュース記事では、火山雷を動画で見ることができます。
ピカッ、ピカッと光ってますね。
自然のエネルギーはすごい!
ところでこの火山雷ってどうやって発生するのでしょうか。
火山雷発生の仕組み
雷は、雲の中に溜まった静電気が互いにぶつかり合って発生します。流れとしてはこんな感じ。
-
上昇気流が発生して入道雲を作る
↓
雲の中の氷の粒がぶつかり合って静電気を発生させる
↓
発生した静電気のマイナス電気は雲の下に、プラス電気は上にたまる
↓
雲の上と下の電位差が限界まで拡大すると放電が始まる
↓
マイナス電気がプラス電気(地上にもプラス電気あり)に向かって飛んでいく
↓
放電時に光(稲妻)や音(雷鳴)が発生する

出典
これが通常起こる雷のメカニズムですが、火山噴火で起きる雷はその仕組がちょっと違っっています。
火山が噴火したときに
・火山灰
・水蒸気
・火山岩
を含んだ雲が発生します。
そして、噴火でできた雲の中で火山灰などの粒子がこすれあって電気が発生します。

それが火山雷なんですね。
噴火から火山雷発生までの動画を見てみましょうか。
ピカッピカッと光ってますね!
こんなに光を放つなんて。
噴火はすごいエネルギーなんだって改めて思い知らされます。
火打石でしたっけ?
石と石を打つと火花が散りますが、原理が似ているのかな。
おわりに
火山雷は見かけが世紀末を連想させるせいか、すごく怖いイメージがあります。でもこれは噴火した時発生する自然現象のひとつなので、不吉な現象と受け止めるのはやめようと思います^^;
火山灰や火山岩、水蒸気で雷が発生するというのは私にとっては新しい発見でした。
火山雷発生の仕組みはそういうことだったのか!
今回は、ということでした。
参考サイト:
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20180405/k10011391351000.html
http://www.yomiuri.co.jp/science/20180405-OYT1T50062.html
http://www.jma-net.go.jp/utsunomiya/sub/kaminari.html
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%81%AB%E5%B1%B1%E9%9B%B7
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E9%9B%B7